パワーサプライを作る。第七回「組み立て」
暑いのが一段落と思ったら蚊が出てきた。蚊取り線香の出番ですね!。
さて今週はひたすら組立てとはんだ付けです。
以前ケースの孔開け回の時にパーツの仮組をしてみてアウトな場所が無い事を確認しておりましたので組み立てはとってもスムース(ほんとぉ?)に進みました。今回はその組み立ての様子をお届けいたします。
組み立て順序
- 三端子レギュレータを事前組み立て
- 出力端子×8を取り付け
- 三端子レギュレータ一部を取り付け
- ラグ端子①を取り付け結線
- ラグ端子①と出力用デカップリングコンデンサをはんだ付け
- スイッチ、入力端子、動作確認LEDを取り付け
- ラグ端子②を取り付け
- ラグ端子②と入力用デカップリングコンデンサをはんだ付け
大体こんなとこでしょうか。
まず三端子レギュレータの事前組み立てです。
レギュレータの足に直接、出力用入力用の小容量デカップリングコンデンサと逆起電力時の破損防止用ダイオード取り付けと同端子を接続していきます。ダイオードは低VFのショットキーバリアで大電流を流せるものを使用しました。ちなみにこの時点で入力用端子の接続線とグランド用端子線を取り付けておらず最終的に再度分解しました(泣)。
出力端子を8個つけます。
実はこの内一つの極性が逆だった事に気づくのは半分くらい組み終わってからでした
(泣2)。
三端子レギュレータ部を取り付けます。
シリコーングリスを放熱面に塗って取り付けします。
シリコーングリスは放熱用のグリスですが、たっぷり塗って拭き取る派と、多く塗るのは無駄派の対立がありますがどちらが正解なのでしょう?。cuLoは接地面積が最大になるように、でも厚くならないように塗っています。熱抵抗的に。
ラグ端子①を取り付けます。
このラグ端子に出力電源用の結線と出力デカップリングコンデンサを取り付けていきます。
入力端子、スイッチ、LEDを取り付け。
この辺の結線は結構めんどくさかったです。オレンジの先が入力電圧が入る線で、この状態から取り付けたため結構大変でした。
ラグ端子②を取り付けします。
と思ったら次は完成後の画像でした。この時点ではまだ一番右側のレギュレータに電源が供給されておらず出力が出ていなかったので一部分解して再度ハンダ付けしました(泣3)。一番右側のコンデンサは330uFのOSコンデンサです。更に各レギュレータの出力には100uFのOSコンデンサが取り付けられています。ラグ端子②付近の配線は裏蓋のすぐ近くに配線ですが全てグランドなので触れても特に問題は起きないように出来ています。
出力をテスターで確認しています。
完成!。スイッチはラッチ付きスイッチなので演奏中に間違って蹴ってもオフにはなりません。
裏側はこんなかんじ。ネジの部分で3端子レギュレータが固定されています。
とりあえず手持ちのストンプボックスをつないでみました。「j-Brounie全部最大値」→「MultiStomp-Booster」(奇しくもこの配置になった)で、なんとノイズが聞こえない!。最終的に「UR22mk2」のinputGAINを半分程度まで上げるとノイズが聞こえるように鳴りましたがこのときにギターを鳴らす、もといちょっと弦に触れるとUR22mk2のpeekがもう光りだす!(そして妻にうるさいと言われる)。ここまでノイズが抑えられるとは…予想以上に良い出来です(自画自賛)。
結局途中で三回位分解しては組み立てを繰り返しておりました。
次回は数値的なデータを取ってこのシリーズの収めどきかなと。
では今週はこのへんで。