原音を邪魔しないブースターを構築中。
先週頃から新たな回路を構築しています。
まぁ。ブレッドボード上はごちゃっているんですが。
原音を邪魔しないブースター
これが結構手を焼いていて、「原音」を邪魔しない、つまり「原音」のままブーストするってのが意外と難しいということがわかりました。通常エフェクターなどの電子機器は9Vで動作しており、片電源(+だけの電源のこと)で増幅動作をさせるためにはバイアスを履かせてあげる必要があります(技術的表現)。このバイアスの為には直流は通さないが交流は通す「コンデンサ」という部品を通ります。更にバイアスされた目的の電圧にするために抵抗という部品で分圧を作り出し適正な電圧まで信号を上げてあげる必要があります。この目的は先程も述べた通りギターの交流信号にバイアス電圧を履かせてあげる事ですが、副次効果としてハイパスフィルターの役割も果たしてしまいます。
増幅の結果を出力する際にも、バイアスの掛かった状態で出てきますので、後に接続される機器へ直流成分を渡さないようにここにもコンデンサと対グランド間の抵抗でハイパスフィルターが構成されてしまいます。ハイパスフィルターは読んで字の如く「ハイ(高音)パス(通す)フィルター」なので、低音を弱くするフィルターでローカットフィルターとも言います。幸い使うコンデンサと抵抗をちゃんと計算することで影響が無いように出来る、ハズなのですが、実際の出音はハイが削れた音になってしまっています。あまりローパスは組んでいないのですが・・・。
ちなみにブースターはこの部分。この部分が納得行くものが出来たら次はオーバードライブ部を実装という感じです。
今週は短め。このへんで。