第三回アッテネータを作ろう!。~分圧と対数と~
もう関東南部では桜が散っています。早いなぁ。他の春の花ってなんだろ?
ググり中・・・・・・
おお、ネモフィラがあるぞ!。茨木に確かネモフィラの花畑があったような気がする。
最後に参考画像を張っておきますのでどうぞご鑑賞を。青くてきれいですよ。
スマホの性能上昇によってドアップが綺麗に撮影可能に!
さて今回は…
第三回アッテネータを作ろう!。~分圧と対数~
です。
前回の記事はこちら
まずは分圧から。
上図のように電源にR1とR2の二つの抵抗がつながっているときの抵抗間の電圧
求め方です。これはただの四則演算で簡単です。見慣れない方は難しく感じるかもしれませんが。
例:電源=5V、R1=2kΩ、R2=4kΩの時、ポイントAの電圧は?
VR1 = 5V × 2kΩ / 2kΩ + 4kΩ
VR1 = 約1.66V
ポイントAはV-VR1なので
VA = 5V - 1.66V
VA = 3.34V
さて問題は対数の説明ですが……
とりあえずwikiでも張り付けとくか。
よく「人間の耳は対数である」という表現をしますが(え?しないって?)、単純に文字で書くと「人間は小さな感覚は敏感に、大きな感覚は鈍くなる」ようになっています。例えば100円のお菓子より1000円のお菓子が圧倒的においしく感じるが1000円のお菓子と2000円のお菓子は2000円のお菓子の方が少しおいしく感じる程度とか。なんか違うな?。えーとですね。1Wで出力されているアンプ&スピーカーを2Wにすると、「音が大きくなった!」と感じるが10Wで出力されているアンプ&スピーカーを11Wにしたところであまり変わらないという感じです。
対数の計算は電力の場合、
で、1Wを増減前電力として計算した場合は下記の結果に。
電力が2倍になると3dB増えます。10倍は10dB。逆に電力が半分になると-3dBです。試しに適当な電力を見てみましょう、例えば5Wの倍は10Wで5W=7dBで+3すると10dB。10WのdBは…10dB。ちゃんとなってますね。逆に半分=-3dBも確認すると例えば80Wは19.0dBですが、半分にすると40W=16dB、ちゃんと-3dBされていますね。
対数って説明難しい。
最後にアッテネータの図と回路を。
今回はアッテネータの中でも「固定アッテネータ」という物を作りますが、中身は抵抗を図のように並べただけで、いろいろと計算上の工夫がありアンプにとってはスピーカーにしか見えてませんというのが良いところ(アンプが壊れない)。
次回は上記の式を使って固定アッテネータの設計をやっていきます。多分ね。
次の記事はこちら
じゃ。今日はこの辺で。
参考画像
青くて小さい花です。空との境目が無くなりそうですね。
料理にも使われています。
ネモフィラカレー!
いや、ほんとに。エイプリルフールだけどほんとですから。