cuLo MOD Studio!

ギター、エフェクター、電子回路をつらつらと。

第三回アッテネータを作ろう!。~分圧と対数と~

 もう関東南部では桜が散っています。早いなぁ。他の春の花ってなんだろ?

ググり中・・・・・・

 おお、ネモフィラがあるぞ!。茨木に確かネモフィラの花畑があったような気がする。

最後に参考画像を張っておきますのでどうぞご鑑賞を。青くてきれいですよ。

 

 

f:id:cuLo:20180401091554j:plain

スマホの性能上昇によってドアップが綺麗に撮影可能に!

 

 

さて今回は…

第三回アッテネータを作ろう!。~分圧と対数~

です。

 

前回の記事はこちら

 

culo.hatenablog.com

 

 

まずは分圧から。

 

f:id:cuLo:20180401091703j:plain

  上図のように電源にR1とR2の二つの抵抗がつながっているときの抵抗間の電圧

求め方です。これはただの四則演算で簡単です。見慣れない方は難しく感じるかもしれませんが。

 

 例:電源=5V、R1=2kΩ、R2=4kΩの時、ポイントAの電圧は?

   VR1 = 5V × 2kΩ / 2kΩ + 4kΩ

   VR1 = 約1.66V

   ポイントAはV-VR1なので

   VA  = 5V - 1.66V

   VA = 3.34V

 

 

 

 さて問題は対数の説明ですが……

対数 - Wikipedia

とりあえずwikiでも張り付けとくか。

 

よく「人間の耳は対数である」という表現をしますが(え?しないって?)、単純に文字で書くと人間は小さな感覚は敏感に、大きな感覚は鈍くなるようになっています。例えば100円のお菓子より1000円のお菓子が圧倒的においしく感じるが1000円のお菓子と2000円のお菓子は2000円のお菓子の方が少しおいしく感じる程度とか。なんか違うな?。えーとですね。1Wで出力されているアンプ&スピーカーを2Wにすると、「音が大きくなった!」と感じるが10Wで出力されているアンプ&スピーカーを11Wにしたところであまり変わらないという感じです。

 

対数の計算は電力の場合、

f:id:cuLo:20180401111700j:plain

で、1Wを増減前電力として計算した場合は下記の結果に。

f:id:cuLo:20180401114002j:plain

電力が2倍になると3dB増えます。10倍は10dB。逆に電力が半分になると-3dBです。試しに適当な電力を見てみましょう、例えば5Wの倍は10Wで5W=7dBで+3すると10dB。10WのdBは…10dB。ちゃんとなってますね。逆に半分=-3dBも確認すると例えば80Wは19.0dBですが、半分にすると40W=16dB、ちゃんと-3dBされていますね。

 

対数って説明難しい。

 

 

 

最後にアッテネータの図と回路を。

f:id:cuLo:20180401115235j:plain

今回はアッテネータの中でも「固定アッテネータ」という物を作りますが、中身は抵抗を図のように並べただけで、いろいろと計算上の工夫がありアンプにとってはスピーカーにしか見えてませんというのが良いところ(アンプが壊れない)。

f:id:cuLo:20180401124737p:plain

次回は上記の式を使って固定アッテネータの設計をやっていきます。多分ね。

 

次の記事はこちら

culo.hatenablog.com

 

じゃ。今日はこの辺で。

 

 

参考画像

f:id:cuLo:20180401141406j:plain

青くて小さい花です。空との境目が無くなりそうですね。

 

料理にも使われています。

 

 

 

 

f:id:cuLo:20180401141721j:plain

ネモフィラカレー!

 

いや、ほんとに。エイプリルフールだけどほんとですから。

 

 

 

 

 

このエントリーをはてなブックマークに追加