cuLo MOD Studio!

ギター、エフェクター、電子回路をつらつらと。

木材で楽器の音が変わるのか?を考える。

先日、twitter

 

みたいなことを呟いたらすぐにさんがすかさず反応してくれました。

 これ、ギター界隈では結構話題に登る事があると思うんですが、ことピアノ界隈では話題に登ってるのを見たり聞いたりした事ないな〜と思った何気ない呟きだったのですが、よく考えれば当たり前の事で、ピアノは持ち運び出来ないので演奏する環境や、場所によってピアノ自体も変わるので ギターのように単純に比べることは難しくピアニストの方々は「そもそも変わるもの」という認識なのかもしれません。それでも経験の中からピアノの個体差の音について言及してもらったことは 非常にありがたい発見でした。

 はむすた親子 (id:micyam-ucyan) さんのブログはコチラ↓www.micyan-ucyan.work

www.gakkihaku.jpそしてこんなところも紹介してもらいました。ちょっと遠いけど一度は行ってみたい。ちなみに館内がGoogleマップで見れます。

 

 

 さて、ギター界隈においては木材による音の違いが有る派と無い派に分かれてたまに論争が起きたりします。

今回は

「木材」による音質の変化はあるのか?

がテーマです。

 

 あらかじめcuLoの見解を言っておくと「有る派」です。しかし但し書きが付いて「殆どわからないけど」と付け加えます。ちょっと卑怯な気もしますが、エンジニア的な視点から見ると木材は確実に楽器の振動に影響するから無いとは言えないのです。ギターは弦を弾くと弦が揺れ音に変換されます。これは固有振動数と同等の音が鳴っていると言えるのですが、軽いギターは軽い音がしたり、重いギターは重低音が強かったり、なんとなく違いを感じている方も多いのではないでしょうか?。これは「恐らく」という前提付きですが、木材の材質、硬さ、シェイプによる重さがギター本体の固有振動数に大きく影響を与えるからだと考えられます。極端な例ですが、ボディをすべて金属で作ったギターとコルクで作ったギターの音を想像したら金属製はキンキンした音が、コルクで作ったギターはフニャフニャした音が出ることが想像出来ると思いませんか?

 

一番出音が変わるのはピックアップ

 出音が最も変わるのはピックアップを変更した場合と言われています。ブラインドでも「シングルコイル」か「ハムバッカー」かくらいの音はcuLoは判別は出来ますが、やはりピックアップは弦振動を直接拾う所ですのでその影響は非常に大きいでしょう。次点では弦を交換したときでしょうか。木材はその次か、更にその次くらいに影響すると思われます。

   木材の音がどのくらい影響するのかは実験してみないとわかりませんが、さすがに同じシェイプ、性能レベルで同等ピックアップ同等回路の違う木材のギターを二本用意するほどcuLoは金持ってませんので(デ◯マート地下実験室ならあるいは…)下記のこういった方法でなんとなく確認出来るのではないかと思うのです。

 

ボディをノックしてみる

  手持ちに二台以上のギターをお持ちの方はボディをノックしてみてください。二台ノックした感じで木材や重さが違えば、恐らく軽い音と重い音の二種類の音がするはずです。この出音の違いはギターを弾いている時にも実感できるものではないですか?

cuLoは持っているギター二種類を比べた感じアイバニーズは高めの軽い音が、B.C.リッチは中低音の重めの音がしました。そしてこれは二種類のギターの出音の違いでもあります。

 

 もともと木材の音の違いをはっきりと意識したのは、オジー・オズボーンランディ・ローズフライングVで弾く「Mr Crowley」と、レスポールで弾く「Crazy Train」の音の違いに気がついたためでした。残念ながら公式音源ではなさそうなのでここでは紹介を控えさせえてもらいますが、YouTubeで「ランディ 〇〇(曲名)」と入れれば出てきます。フライングVレスポールの演奏動画は見つけたので良ければ参照してみてください。木材の違いというよりはシェイプによる重さの違いとなりますが、フライングVはハムバッカーにしては軽めの、レスポールは中音が強く出ていることが感じられる、かもしれません。

www.youtube.com

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 ということで、木材によってギターの音は変わるけどリスナーはそんな事気にしていない、でもプレイヤーは気になったらこだわっちゃう木材の考察でした。

 

じゃ、今週はこんへんで。

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