第一回アッテネータを作ろう!。~アッテネータとは~
追記2018/10/3 アッテネータ自作のための計算などをまとめたページを用意しました。下記リンクへどうぞ。
アッテネータを作ろう!。~アッテネータとは~
アッテネータを作ります。
と言ってもアッテネータってなんじゃい!。という方が大半ではないでしょうか?。そしてほとんどの方はアッテネータを特に必要とはされてないような…いやいや、これからの時代アッテネータを知っておくととっても便利ですよ!(嘘)
というわけでアッテネータとは日本語で書くと
となるわけですが、端的に言うとスピーカー駆動をするために増幅された電力を「落として」スピーカーに与える役割があります。
どういった時に使うかと言うと、通常は下のような状態ですが。
10W出力アンプはギターアンプ等でも比較的小型のものですが、10Wのアンプでスピーカーを鳴らすと、はっきり言って日本の一般的な住宅事情では鳴らせないレベルの音量となりフツーに隣家の人が怒鳴り込んでくるレベルになってしまいます。
狭い物件代表。狭すぎんだろ…。
そこで、活躍するのがアッテネータというものです。
ギターアンプを例にとると、ボリュームを最大に回しても1W(図の中では)の出力に抑えられ(つまり音量を小さくできる)、アンプの性能は最大まで引き出せるという代物です。これで隣人の突撃を抑えましょう!
また、他の効能として大きい出力のアンプで小さな耐圧のスピーカーを鳴らそうとすると単純にスピーカーが壊れますが、アッテネータを挟むと壊さずに鳴らすことが出来たりします。
電子回路的に言うとスピーカーのインピーダンスを8Ωとするとアンプから見たアッテネータ+スピーカーインピーダンスは=8Ωになるというちょっと変わった特性を持っています。つまり、アンプからはアッテネータは見えず10Wを全力で出力できるのです。これはアンプの出力をただの抵抗だけで抑えた場合、アンプ側に電力がかかってしまいアンプの破壊に至る可能性がありますが、アッテネータの場合はアッテネータがその電力を食べてくれますので(技術的な表現)アンプの保護にも役立つのです。
来週からはこのアッテネータを作るために
皆さんの大好きな計算をしていきたいと思います!
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じゃ、今日はこの辺で。