フロイドローズ搭載B.C.Rich製モッキンバードSTをメンテナンス。その2‗cuLo
今週のお題「カバンの中身」。
財布、鍵、煙草、ライター。できるだけ物は持ち歩きたくないので基本的には個人のカバンには大したものは入っていないんですが、ある日仕事のカバンに純度90数%のアルコール(飲用でない)、カッターナイフ(テープ切断用)、ガムテープ的な物(正確には大きめのマスキングテープ)を詰め込んで新幹線で出張に行きました。幸い(?)職質や手荷物検査などはありませんでしたが、見つかったら確実に…。アブナイアブナイ。cuLoです。
というわけでモッキンバードSTのメンテナンス続きです。
モッキンバードSTのエレキギターらしからぬ配線を回路図に起こしました。皆さんの大好き(?)な回路図です。今回はこれをもとに各ブロックがどんな機能を持っているか解説していきます。
ついでに各スイッチ類の役割を記載しました。
1・R-vol、F-vol
ボリュームです。説明必要?。今回はこの二つのボリュームの可変抵抗が「Bカーブ」だった為に、音が急進的に立ち上がる現象が起こっていましたが、Aカーブ品へ変更することでこの改善が見込まれます。
2・PU sel
これもギタリストにとっては説明不要ですね。「ピックアップセレクター」の事です。ご存じない方のために説明すると、弦振動の取得位置を変更することでエレキギターの音色が少しだけ変わります。
3・tone
これも説明不要かと思いますが念の為、ピックアップで拾った弦振動のうち高域部分を削るツマミです。時計回りに回すほど広域を削ってマイルドな音にします。
4・Bariton SW
たぶん現時点でB.C.Rich製のギターにしかついてない気がします。基本的にはtoneと似て非なる回路で、toneがカットオフ周波数以上はひたすら減衰するのに対してバリトーンフィルタはカットオフ周波数以上は「一定値減衰」となる模様です。
5・Phase Revarse
フロントPUのみ接続されているスイッチで、切り替えると位相反転してから出力します。ネットを調べると色々使い方が書いてあって何とも言えないですが、「コイルの接続方法を替えて出力する音の雰囲気を変える」。合ってるかどうかは回路から推定していきます。後日ね。
6・F-coil tap & R-coil tap
ハムバッカーPUはご存知の通りシングルコイルPUを二つ逆向きで並べることにより弦振動は2倍、ハムノイズは相殺する機構ですが、コイルタップで片方をショートさせてシングルコイルPUとして使用するSWです。
とりあえず今回はこれまで。回路は記事的に人気なさそうなのであまりゴチャゴチャ書かない方が良いかな?と思ってます。今後申し訳程度に数式&グラフでいいかも?
※近況 バンドに誘われました。近々スタジオ入りします。間に合わせたいなぁこれ。
では、良いギターメンテナンスライフを!