昔のギターを電気的リフィニッシュする。(10)_cuLo
関西出張に行ってきました。cuLoです。
新幹線に9時に乗って12時過ぎ着。計3時間強の電車の旅でした。
仕事が終わり次第、噂を聞いていた京橋の立ち飲み屋「とよ」へ
右側に中学生の男の子映り込んでますが、彼はただの通りがかりで飲んでいません。未成年飲酒禁止!。関東にはこんな感じのところはないのでとても新鮮でした。そして。3人で7400円でした。安すぎない?。そのままもう一軒寄って再び新幹線で日帰りでした。
はい。今回はチューニングの件ですね。できる限りチューニングのうんちくを解りやすく書いていこうと思います。通常のチューニングは次回に持ち越しとしてオクターブチューニングについて書いてみたいと思います。
そもそもギターとは完全にはチューニングの合わない楽器である。とcuLoは考えています。その理由は6本の弦を「フレット」という構造にて「弦の長さ」を変え、音を変える。という点と1本あたり×フレット数+1という音色の多さからくる構造上の欠点とも言えます。そしてトレモロユニットを搭載したばっかしに大変な狂い方をすることも…しかし「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」というように構造を知ってその調整方法を覚えればギターのチューニング狂いを最小にできる、て孫子も言っていました。
まず最初にレギュラーチューニングを行った後、弦のビビりがないか確認しましょう。
弦のビビりとは、弦を弾いた際、弦の一部がフレットなどに当って綺麗に鳴らない状態です。全フレット確認することをお勧めします。「ビビり」を発見したら弦高を高くして、もう一度確認します。これを続けてなくなるまで行います。シンクロナイズドトレモロ(以下トレモロユニット)の弦高調整はブリッジ側のブロックでできます。
注意してほしいのは、弦高を上げる=弦を引っ張る構造になっています。弦高を上げる際は少し緩めてからにしないと折角張ったばっかりの弦が切れてしまうこともあるかもしれません。なお基本的に弦高調整は弦のゲージを替えない事と、トレモロユニットを分解しない限り、一度調整してしまえばその後やる必要はありません。
オクターブチューニングについて。
ギターは弦の長さ、太さ、張力によって音色が変わります。そしてギターは「フレット構造」によって弦の長さを短くすることによって高い音をだします。張力はペグで調整、弦の太さは変えられない。じゃあ、ナットからブリッジまでの長さは関係ないの?
もちろん関係あります。それはオクターブチューニングを行うことによって調整することができます。では、やり方をば。
例えば5弦の開放が「A」になっているとき5弦12Fのナチュラルハーモニクスは「A」の音となりますが、5弦12Fを押えても同じ「A」の音にすること、これがオクターブチューニングの目的となります。やり方はそこまで難しくなく、
これを繰り返し行い最終的に12F上のハーモニクスと12Fの音の高さが合えば完了です。小技としてオクターブチューニングはナットから弦までの長さを調整することなので、音程は何でもよいのです。つまり5弦がチューニング中に「E」に変わってしまっても問題はありません。12F上のハーモニクスが「E」のは2倍音に12Fを押えた時「1オクターブ上のE」になっていれば、最後「A」に合わせた時にも関係性は崩れません。
ペグは弦がはち切れそうなときや、ダルダルになってしまったら調整してください。それ以外は触る必要はありません。
ギターを横から見た図。練習がてら書いてみました。ストリングスブロックは勝手に命名しました。
最終的にオクターブチューニングが完了すると12Fからナットまでと12Fからブリッジまでの長さは同じになっているはずです。
今回文字ばっかりで見づらいですね。なんで最後に画像を張っておきます。
なんか腹立つなぁ。新幹線の席の目の前に貼ってあった広告でした。
では、またお逢いしましょう!