パワーサプライを作る。第八回「測定」 (Last?)
先日完成したパワーサプライですが、聴感上のノイズは非常に小さく、j-Browuieを鳴らしては演奏間のミュート時に「(シーン)」となる事に満足しておりましたがビルダーの1人として数値としてデータでACDCアダプターに勝てなければ意味がない!。と言う事で測定したらまさかの結果が…!。
選手エントリー
- 一番手、cuLo製作パワーサプライ
- 二番手、S村楽器で勧められてかったACDCアダプター(リニアタイプ)
- 三番手、BOSS製ACDCアダプター(スイッチングタイプ)
それぞれの出力をオシロスコープで測定してみました。
測定結果
- 一番手、cuLo製作パワーサプライ=78mV
- 二番手、S村楽器お勧めACDCアダプター=82mV
- 三番手、BOSS製ACDCアダプター=38mV
※数値が小さいほど優秀です。
予想外でした。
BOSS製スイッチングアダプタが最も低ノイズをマーク!。正直いうとスイッチング電源=ノイジーだと思ってましたが(実際スイッチングノイズは多く発生している)、BOSS製のアダプターは出力段までに抑えてあるみたいです。
というのもこれ、BOSSのアダプタの出力ちょっと前にこんなトロイダルコイルが2つ入ってました。蓋をあける前はフェライトコアかと思ってたらたらコイルが2つ、もしかしたら逆相にトロイダルコイルをつけることにより外来ノイズは打ち消し、コイルの特性によりスイッチングノイズは通さないようにしていると思われます。ノイズ打ち消しの原理はギターのハムバッカーと一緒ですね。多分。
cuLo製パワーサプライとS村おすすめリニアACDCアダプターには目で見て分かるくらいの大きいノイズが入り込んでいますが、これは外来ノイズで有ることは確定しています。なぜかというと電源入れてなくても出力されていました。今後はこのノイズもどうにかして打ち消す必要があるのですが…。どうしようかな。今後の課題です。
そのうち改善したら記事をアップ…するかも。
今週はこのへんで。