cuLo MOD Studio!

ギター、エフェクター、電子回路をつらつらと。

超近距離有線通信器を作ってみる3回目。‗cuLo

今週のお題「もしも魔法が使えたら」。

為替チャートを睨んで爆挙げと爆下げ繰り返します。ファンタジー要素ないね!cuLoです。現実世界でこの魔法が使える人がいるらしい・・・。

 

さて今回も続いて第三回超近距離有線通信器の制作です。

今回の解説もできるだけ数式は使わず、どういった役割を担っているのかを紹介していこうと思います。今回はコンデンサマイクで拾った音声信号を増幅してヘッドフォンもしくはイヤフォンで鳴らす部分で、いわゆるアンプ部の紹介をしていきます。

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今回紹介するのは前回の説明時に書いた、

  •  電源部+バイアス回路
  • 電気信号変換部
  • 増幅部
  • 出力部

のうち電気信号変換部、増幅部、出力部を紹介するのですが増幅部などは別名ブースターですので、ほぼそのままの回路でエフェクター等に流用できます。

 

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色分けしました。

 

電気信号変換部。

 音は空気の振動なので直接増幅することはできませんがコンデンサマイクロフォンなどで電気信号に変換してあげる必要があります。回路図の〇に~が書いてあるものがそうですが、実際にここで電圧としてピックアップできる信号はすごく小さいので、後段にある増幅部にて電圧増幅してあげる必要があります。

 

増幅部

 はい。皆さん大好き増幅部です。前段の電気信号変換で電圧の信号と化した音を電圧増幅してあげます。この回路は前述しましたがエフェクターのブースターとさほど変わらない構造をしております。実際やってることは一緒です。電気信号に変換された音を増幅部で電圧増幅する。コンデンサはローパス構成して高音ノイズの除去用です。今回は音声通ればよいので10kHz以上をカット。GAINは最低7.8dBから最高22.3dBの計算になりますが、コンデンサマイクロフォンの出力がどのくらいかまだ未定なので、実測後変更することになると思います。

 

出力部

 ここで二つ目のオペアンプがありますがこれはフォロア回路といいます。

電圧増幅した信号に電流をプラスしてあげる回路です。機能としてはパワーアンプに近いものがありますが、パワーアンプのように数ワットの電力は今回要りませんのでオペアンプのせいぜい20mA程度の電流が確保できれば十分です。ヘッドフォンなどは10mW程度の電力で十分な音量を確保できる(らしい)ので、これで動作するはずです。

 

 とりあえず今回はこんなところで。回路の定数(抵抗値やコンデンサの値など)はまだ厳密には計算していないのでまだ変更の余地があると思います(とは言ってもアナログ回路は大筋間違ってなければ動く)。やっぱし一度、電気の基礎的なもの書いたほうがいいかな?。気が向いたら書きます。

 

では、またお逢いしましょう!

 

 

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