cuLo MOD Studio!

ギター、エフェクター、電子回路をつらつらと。

昔のギターを電気的リフィニッシュする。(7)_cuLo

時間がない!cuLoです。

ブログ以外にも個人的なプロジェクトを始めており、時間がないって言っても時間が長くなるわけでもなく会社も定時には帰してくれないし、何とか許された時間を有効活用しなければ・・・多少の無理は付き物、気合と根性で乗り切るしかない。・・・と書いてみることで自分に言い聞かせてみました。

 

さて、今週はギターのノイズシールド+配線図(Rev2)と動画アップの予定でしたね。

使用した道具は写真の通り。

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無水エタノールと、それ用の小容器、ピカール、銅箔テープ、細長いドライバー(長い棒として使用)筆(棒として使用)カッター。特に特殊なものはないですね。しいて言えばアルミテープを使わず銅箔テープを使ったことでしょうか。今回銅箔を使用した理由はアルミよりも電気抵抗が少ないからです。計算上は温度25℃、長さ1m、断面積1mmのアルミと銅を用意して抵抗値を測定した場合、「銅=0.017Ω」「アミミ=0.027Ω」となり、銅のほうがおおむね1.5倍ほど電気をより通す性質があります。より電導性が高いほうがノイズをスムーズにGNDへ落とせると考えて銅箔にしました。この辺を厳密に突き詰めると銀が良い筈なんですが、さすがに銀製のテープはなさそうですね。さらに言えば常温超電導が良いcry

 

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ノイズシールドの様子です。休み休みやってたので結構時間かかってました。全行程で4時間くらいはかかってたと思います。(集中力がないだけだ)

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この手のストラトタイプでピックガードがないタイプは上の画像のようにネックマウント部からドリルで穴が掘ってあるようです。画像以外の部分ではリアピックアップからセレクター&ボリューム部に貫通する穴もあります。この穴の内側もノイズシールドを施す必要があります。めんどいけど。しかしやらねばシールドの意味がなくなってしまうので、筆の柄や、細長ドライバーなんかを使ってこなしました。

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セレクター&ボリューム部ですね。ここもしっかり銅箔を貼り付けます。この部分の蓋もノイズシールドします。参考までに、銅箔テープ貼り付けの際は筆の柄や、プラスチックのヘラなんかで張り付けた銅箔テープをこすりつけるようにすると銅箔がしっかり張り付きます。

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もちろんここも。出力ジャック部です。画像では見えませんが、やはりここからセレクター&ボリューム部へつながる穴があり、そこも銅箔テープでカバーします。

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最終的に出力ジャックから、フロントピックアップまですべて導通しました。ひとまずボディのノイズシールドは完了です。このノイズシールドはエフェクターでケースGNDになっているのと同じ理屈ですね。ギターとアンプをつなぐシールドも信号線を中心に配置しその周辺をGNDを張り巡らせることで外部から飛び込んでくるノイズを信号線に乗る前にGNDで吸収しているわけです。とはいってもピックアップ部は半分開いておりますし、効果のほどはいささか不明ですが。

 

さて配線図です。

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DesignSparkMechanical」ではテキスト貼り付け機能がないので、スニッピングツールで画面の一部を画像化、ペイントでテキスト貼り付けを行いました。そしてセンターピックアップを配線しました。ハムバッカーの5本の線のうち真ん中の青い線はベースプレート用アースです。信号ラインとは直接つながっていませんが、ピックアップの筐体をGNDに落としておくものですね。セレクターは7番から信号がとりだせます。

このセレクターの説明は折を見てそのうち。この図でまだ決定していないところが実はあって、トーンコントロール部ですね。コンデンサは「473」で0.047μFですが、弾いてみるとずいぶん低域までカットしてる感じがしました。この辺の定数をいじって最適値のコンデンサへ変更したいと思っていますが、これは実地での調整になりそうです。

 

さて、今回はボディのシールドが完了したので、次は配線ですかね。時間がかかりそうだ。

 

では、またお逢いしましょう!

 

 

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